Squeak(スクイーク)
関西学院高等部コンピューター部が文化祭2005において研究発表に用いたオブジェクト指向プログラミング環境。
Squeakの特徴
- 「パーソナルコンピューターの父」アラン・ケイ氏が開発したプログラミング環境。
- フリー(無料)で入手可能。
- Windows、Mac、Linuxなど多くのOS上で動作する仮想コンピュータ(Virtual Machine)。
- 英語で、ネズミなどがチューチュー鳴く音を表す名詞。
- SqueakToysというマウス操作だけでプログラムを組める機能(タイルスクリプティング)がある。
- 描いた絵や図形、取り込んだ写真などあらゆるオブジェクト(モーフ、部品とも言う)に命令を与えて動かせる。
- 単純なアニメーションやゲームならすぐ作れる。
- オブジェクト指向言語「Smalltalk」を用いた高度なプログラミングやSqueak自体の環境変更も可能(その気になれば)。
- 文部科学省ITスクールでも使用されている。
オブジェクト指向
オブジェクト指向とは、プログラムを単一の処理手順ではなく、いろいろなオブジェクトの集合体として構成する考え方。自動車を組み立てる際にエンジン、タイヤ、シートなどを別々に完成させてから一つにまとめるような手法と言える。オブジェクト指向はスクイークの原型となっているプログラミング言語Smalltalkが開発された際に初めて提唱され、現在ではプログラミングにおいて基本的な考え方となっている。スクイークの場合は個々のモーフ(絵)がオブジェクトであり、これらに直接プログラムを記述して動かすことにより、直感的かつ効率的なプログラミングを実現している。
参考サイト
プロジェクト置き場
他の人が作ったプロジェクトファイルがたくさん置かれている。